• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

中世日本における中国美術の受容と羅漢の作例に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K13018
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所

研究代表者

米沢 玲  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化財情報資料部, 研究員 (80726993)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード羅漢 / 仏教美術 / 美術史 / 儀礼 / 日中交流
研究実績の概要

本研究は羅漢の国内外の造形作品(絵画・彫刻)の実地調査に基づいて、その信仰の実態や儀礼の在り方を検証することを目的としている。
今年度は前半に中世における寺院の儀礼に関する文献の収集を行った。後半は予定していた作品調査に替えて東京・光明寺が所蔵する羅漢図の調査を実施した。本図に関しては赤外線・X線撮影などの光学的調査を行い、羅漢図の制作年代や様式的特徴について考察を進めた。成果を踏まえて東京文化財研究所文化財情報資料部研究会にて報告を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

移動の制限によって予定していた国内の作品調査を行うことができなかったため、当所の計画を変更し研究期間を一年延長した。

今後の研究の推進方策

光明寺所蔵羅漢図の追加調査を行い、作品概要について論考を執筆する。また、昨年度に予定していた国内の作品調査を実施し、儀礼や安置空間についての考察を行う。

次年度使用額が生じた理由

感染症の流行による移動の制限によって、遠征を伴う国内調査ができなくなり出張費および協力者への謝礼など人件費を使用しなかった。研究期間を一年延長し、次年度後半に複数回の作品調査を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 片野四郎旧蔵の羅漢図について―図様と表現の考察―2021

    • 著者名/発表者名
      米沢玲
    • 学会等名
      令和2年度第8回文化財情報資料部研究会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi