スマートフォンやVRゴーグルの普及に伴って、ステレオ画像は以前に比べて身近な存在となった。今後、ステレオ画像は一部の専門家に限らず、多くの人にとって画像加工アプリの対象や、ソーシャルネットワークサービス等を通じた手軽なVR体験として発信対象になっていくものと考えられる。本研究で得られた学術的知見は、これらの動きを活性化する役割を担えると考えられる。とくに、最終年度に得られた成果『画像処理されたステレオ画像の立体感・不快感を数値評価する手法』は、国際的に見ても新規的な手法であり、ステレオ画像を画像処理する際に一つの明確な指針を提示できる成果となった。
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