井伏鱒二文学における翻訳概念の研究

2021 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 19K13067
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 塩野 加織 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (80647280)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2023-03-31
• キーワード: 日本近代文学

研究実績の概要

今年度は研究活動を一時中断したため、休止期間が生じた。再開後は、昨年度に引き続き翻訳概念に関する文献調査と理論的分析を行ったが、まだ独立したかたちの成果には結びついておらず、現在も継続中である。

現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

今年度は、やむを得ない事情で研究活動を中断・休止し、当初の計画を大幅に見直す必要が生じた。このため一年間の延長申請をし、承認をいただいた。

今後の研究の推進方策

上述のとおり研究中断による遅れが生じたため、当初の計画を見直し、今後は1940年代以降の創作活動に絞って資料調査・テクスト分析を行う。その際、延期になっていた文学館調査も実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

産前産後の休暇等により研究を中断したため全体の計画に大幅な遅れが生じ、一年間の延長を申請した。延長期間である次年度は、これまで実施できなかった文学館での資料調査（とくに直筆原稿）と、翻訳研究の理論的分析を軸にして進めたい。