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2022 年度 実績報告書

近世イングランド演劇の上演史における「男性美」観の変遷

研究課題

研究課題/領域番号 19K13117
研究機関武蔵大学

研究代表者

北村 紗衣  武蔵大学, 人文学部, 准教授 (00733825)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードシェイクスピア / ジェンダー / 美 / セクシュアリティ / 舞台芸術史 / 演劇 / 近世イングランド文学
研究実績の概要

本研究は、ウィリアム・シェイクスピアの作品をはじめとする近世イングランド演劇の上演史において、男性登場人物の性的魅力や美に関する考え方はどのように変化してきたのかという問いを探求するものである。2022年度は本研究の成果として2本の学会発表を行った。1本目は2022年10月2日に第60回シェイクスピア学会にて、セミナー「2010年以降の日本/日本語のシェイクスピア上演を問う」の一部として行った「若く美しく商業主義的な日本のアイドルシェイクスピア」の発表である。2本目は2022年12月2日にRSA Virutal 2022(アメリカルネサンス学会ヴァーチャル大会)にて行ったオンライン発表‘Did Richard II Really Break the Mirror on Stage?’であり、これは前年度末に刊行した論文「「美しい」王をどう表現するか?――『リチャード二世』の演出と受容」に続いて『リチャード二世』における小道具の鏡の使い方を分析した発表であった。また、本プロジェクトの研究成果の一部を「[研究ノート]フェイクニュースの島――ヘンリー・ネヴィルのThe Isle of Pinesを読む」『人文学会雑誌』第54巻第1号(2023)、116-151として刊行した。
本研究は、申請時の予定としては海外でのアーカイヴ調査に基づく成果発表を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の流行により海外調査があまり実施できなかった。こうした海外調査ができない分については日本・英語圏両方で盛んに行われるようになったオンライン上演配信の鑑賞などを活用して、適宜補って研究を続けた。研究期間全体では査読論文を4本(うち英語論文2本)刊行した他、関連するアウトリーチの成果の一部を図書として刊行することもできた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] [研究ノート]フェイクニュースの島――ヘンリー・ネヴィルのThe Isle of Pinesを読む2023

    • 著者名/発表者名
      北村紗衣
    • 雑誌名

      人文学会雑誌

      巻: 54.1 ページ: 116-151

  • [学会発表] 若く美しく商業主義的な日本のアイドルシェイクスピア2022

    • 著者名/発表者名
      北村紗衣
    • 学会等名
      第60回シェイクスピア学会
  • [学会発表] Did Richard II Really Break the Mirror on Stage?2022

    • 著者名/発表者名
      Kitamura Sae
    • 学会等名
      RSA Virutal 2022
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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