• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

格の省略がもたらす意味解釈への効果に関する理論研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K13188
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02060:言語学関連
研究機関立命館大学 (2020-2023)
京都ノートルダム女子大学 (2019)

研究代表者

杉村 美奈  立命館大学, 文学部, 准教授 (20707286)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード格省略 / 格認可 / 複雑述語形成 / 作用域 / 焦点
研究成果の概要

本研究は、名詞句の格助詞が省略されることにより、意味解釈にどのような影響が生じるのかを明らかにすることを研究課題とし、格認可に深く関わる複雑述語(complex predicates)形成メカニズムの明示を試みたものである。研究の結果、格省略により生じる意味解釈の差は、名詞句の現れる統語的位置と複雑述語形成の方法に関与するということが明らかになった。また、複雑述語がどのように形成されるのかは、述語の組み合わせによって異なることを形態・統語的側面から明らかにした。

自由記述の分野

統語論

研究成果の学術的意義や社会的意義

名詞句のもつ「が」や「を」のような格がどのように認可されるのかという問いは、言語理論において重要な位置付けにある。本研究では、格認可のしくみを明らかにし、その上で、格助詞の省略がどのような意味効果をもたらすのかという問いを探求した点で、統語論・意味論のインターフェース研究の発展に寄与すると言える。また、格認可に関与する複雑述語形成という形態部門にも深く関与する現象を統語的に捕らえることにより、形態論・統語論のインターフェース研究の進展にも貢献すると言える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi