研究課題/領域番号 |
19K13210
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 関西学院大学 (2020-2021) 米子工業高等専門学校 (2019) |
研究代表者 |
辻本 桜介 関西学院大学, 文学部, 助教 (90780990)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 引用句 / 引用構文 / 古代語 / 複合辞 / 補文 / 「名づく」 / 「見る」 / 「といふ」 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、古代日本語における引用句「…と」が現代語と比較してどのように異なった振る舞いをするかを可能な限り記述した。具体的には、補助活用の「あり」と結びついて“発言しているような様子”を表せること、引用句の言葉を発する主体と後続節の主体とが異なる構造を臨時的に作れること、種々の係助詞と結びついて終助詞的用法を発達させていることなどが明らかになった。
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自由記述の分野 |
日本語学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
引用句「…と」と述語からなる構造(引用構文)についての文法論的な研究は、藤田保幸『国語引用構文』(2000年、和泉書院)という大著が出て以来、大きな進展は見込めないとみなされてきたようである。しかし本研究課題の成果によって、古代語における「…と」が現代語とかなり異なった性質を持つことが証明された。今後、中世以降の通時的な研究の展開が俟たれる状況を作り出したことになる。
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