留学生を対象としたアカデミック・プレゼンテーション能力養成クラスで高次能力学習型の反転授業を実施し、その効果を検証した。その結果、アカデミックCan do statementsのCEFRのAレベルでは差が見られなかったが、B/Cレベル及び全体平均では反転授業実施クラスの方が有意に高い結果が得られた。予習動画の視聴率分析では、既有知識に関する内容は視聴率が低く、高次能力・アカデミックスキルに関する内容は視聴率が高いこと、動画の長さと視聴率には高い負の相関があり、9、15分後に視聴率が大幅に下がることが確認された。学習者は予習動画と反転授業の形式を概ね肯定的に評価しており、その有効性が示唆された。
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