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2022 年度 実施状況報告書

中級日本語学習者の文章における「内容面」の評価統一に向けた評価研究と評価活動

研究課題

研究課題/領域番号 19K13248
研究機関関西学院大学

研究代表者

安達 万里江  関西学院大学, 国際学部, 講師 (10823867)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードL2日本語 / ライティング評価 / オリジナリティ / 独自性 / ルーブリック / 中堅研修 / 評価研究 / 作文評価
研究実績の概要

本研究課題は令和元年度より実施し、2度の延長を経て、令和5年度が最終年度となる。
令和4年度では、本研究課題の総括・学術領域への還元を目指し、1.理論研究の成果報告、2.実践研究の成果報告、3.研究協力者を対象とした評価者トレーニングの実施(短期研修・ワークショップ形式の試行)の3点に取り組んだ。
上記1.2.では、これまでに進めてきた研究課題をふり返り、成果と今後の課題について整理を行った。その結果、成果はウェブサイトの作成・公開、今後の課題は令和5年度からの科研課題(基盤研究C)となった。また、上記3.では、日本語教員3名の協力が得られ、4月の募集から翌年3月の成果報告まで、オンラインと対面のハイブリッドによる研修の試行が実現できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和4年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化への対応が求められた。それによって、研究以外での業務負担が続き、本研究課題に向き合うための時間調整が困難であった。特に、論文の執筆・投稿準備という点においては、計画的には進められなかった。しかし、「研究実績の概要」でも記したような成果(科研課題の新規採択、ウェブサイトの作成・公開、オンライン・対面による研修の試行)を残せたことは、大きな進展であったと言える。

今後の研究の推進方策

最終年度となる令和5年度の推進方策は、前年度と同様である。特に、2点について注力したいと考えている。1点目は、理論面と実践面における成果報告である。ウェブサイトの更新と論文というかたちで成果を残す。2点目は研修の改善である。今年度は数回にわけ、短期研修をデザインし、実施する。

次年度使用額が生じた理由

昨年度と同様、当初の予算計画では国内・海外での研究成果発表等を想定した旅費を計上していた。しかし、国内での行動自粛および海外渡航の難しさが続いた。よって、令和2年度より引き続き、令和4年度も予定していた学会での成果発表等による移動ができなかったため、繰越金が生じた。そこで、令和5年度も以下3点に対し使用する計画である。
(1)引き続き、本研究課題に協力してくださる日本語教育関係者への謝金・謝礼に用いる。
(2)令和4年度に作成したホームページより、国内外におけるオンラインでの短期研修やワークショップおよび調査実施を可能にする。また、本研究課題の成果を広く発信できるようにする。
(3)本研究課題の最終成果発表の費用に充てる。

備考

本研究課題の活動の一環として、2022年度に「『書く』評価でつながる中堅研修」を実施した(受講者3名)。今後もワークショップや短期・中長期の研修の実施を目指している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 その他

すべて 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [図書] 『とりあえず日本語能力試験対策 N2 文字・語彙』2022

    • 著者名/発表者名
      上田暢美・内田嘉美・桑島卓男・糠野永未子・吉田歌織・若林佐恵里・安達万里江
    • 総ページ数
      96
    • 出版者
      ココ出版
    • ISBN
      9784866760452
  • [図書] 『とりあえず日本語能力試験対策 N2 文法』2022

    • 著者名/発表者名
      上田暢美・内田嘉美・桑島卓男・糠野永未子・吉田歌織・若林佐恵里・安達万里江
    • 総ページ数
      88
    • 出版者
      ココ出版
    • ISBN
      9784866760445
  • [備考] 日本語ライティングの評価に関する研究

    • URL

      https://kakuhyoka.com/index.html

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公開日: 2023-12-25  

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