研究課題/領域番号 |
19K13252
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研究機関 | 徳山大学 |
研究代表者 |
山本 晋也 徳山大学, 経済学部, 准教授 (20710742)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 外国人留学生 / 就職 / キャリア形成 / キャリア・ストーリー / 複線径路等至性アプローチ |
研究実績の概要 |
2021年度は、これまでに実施したインタビュー調査の取りまとめと分析を中心に研究を進めた。また、本研究課題のキーワードである「キャリア形成」を接点として、興味関心の近い研究者(大学教員)との共同調査・共同研究へと発展させた。新規のインタビュー調査は4名、計6回と当初の目標数に至らなかったが、分析において「キャリア・ストーリーの作成」という新たなアプローチを取り入れた。以上の成果の一部を学会等で発表したほか、研究論文を作成し学術誌への投稿を行った。 2021年度の主な実績は、以下の通りである。
1)山本晋也・家根橋伸子(2022)「散住地域に暮らす外国人住民のライフキャリア意識とこ とばの支援の課題」(於:言語文化教育研究学会、第8回年次大会口頭発表:オンライン開催)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、2021年度も研究調査の実施、成果報告に大きな影響があった。特に、研究調査の実施に関しては、移動が制限されたほか、対面での調査が困難となり、オンラインでのインタビュー調査を何件か実施するに留まった。加えて、調査協力者への依頼や新規協力者の掘り起こしが進まず、研究の進行に大きな遅れが生じている。また、成果報告に関しても、当初発表予定であった学会が中止、もしくはオンライン開催となった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスの感染拡大はいまだ収まらず、大変厳しい状況である。今年度は、これまでの研究成果をもとに、学会等での発表、および学術誌への論文投稿を中心に実施する。また、他大学の教員等を通じて調査協力者の募集を行い、オンラインでのインタビュー調査を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初予定していた研究調査、および学会参加等が実施できなかったため、主に旅費・人件費・謝金の使用額に変更が生じた。インタビュー調査については、新規の調査協力者が得られず、過去に実施した調査協力者のフォローアップインタビューが中心であった。 次年度は、感染拡大防止を徹底しつつ、積極的な調査の実施と分析、成果発表を進めることで、旅費・人件費・謝金を中心に、繰り越し金を使用する。特に、5月・6月・7月は移動を伴う対面での調査を実施し、データを収集する。また、夏以降は分析を中心に行い、成果報告の取りまとめを進める。
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