現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
SFL-GBA準拠ライティング指導により,英語学習者がどのように新人から経験ある書き手に変化するかを検証するために,以下の3点を検証する。研究課題①学習者が書いたテキストの構成と言語機能がどのように変化するか;研究課題②SFL-GBA準拠ライティング指導で取り入れるタスクとテキスト理解の関係性;研究課題③汎用性の高いSFL-GBA準拠ライティング教授法の開発
【2019年度~2020年度5月まで】 研究課題①②について,申請者は,「教授学習サイクル(Feez, 2002)」を導入したSFL-GBA準拠L2ライティングを15週間実践している。対象者数は各年n = 90であり,英語能力高低別で5グループである。SFL-GBA準拠ライティング教授法を実践する際,「教授学習サイクル(Feez, 2002)」を導入したL2ライティングクラスの中で実践している。目標ジャンルテキストに関する理解度を確認するためのアンケートデータ,学習者が書いた目標エッセーデータを前・中・後半の3回分を分析している。SFL-GBAをベースとしたL2ライティング用のルーブリック評価法(Pessoa, Mitchell, & Miller, 2018)を作成している。 研究課題③について,SFL-GBA準拠ライティング教授法を多くの教員に認知してもらうため,分析結果を国際学会で発表および論文を発行するだけではなく,研究協力者の力を得て,定期的に勉強会および研究会を開催し,専門研究者を招聘した。SFL-GBA準拠ライティング及び言語学のさらなる発展のため専門家を招聘しシンポジウムを開催した。
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