研究成果の概要 |
本研究では、董(2015, 2016, 2017, 2018)によって提案された調音方法をもとに、「指導順序」と「練習間隔」の観点から、学習効果を向上させる教授方法の実現を目指した。具体的には、まず日本語話者にとって難しいと考えられる発音と難しくないと考えられる発音を、2つのクラスで異なる順序で導入し、より学習効果が高い順序を明らかにした。次に、日本語母語話者にとって難しいと考えられる中国語の類似音のペアについて、4回の繰り返し練習を、3~4日空けて2週間練習する場合(集中学習)と週1回で1ヶ月行う場合(分散学習)、どちらの方法によって学習効果がより促進されるかを検証した。
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