本研究の目的は、現在の現職の英語教師が、どのように支援が必要な生徒達に支援をしているのか、どのように授業でICTを活用しているかの現状を把握すること、そして日本人英語教師が、「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」を意識した授業の利点や必要性を理解すると英語の授業でどのようにICTを活用するのかを調査することである。本研究の結果、現職の小学校、中学校、高等学校の教師たちは、学習者の発達段階や学年に応じた支援やICT活用を行っていることがわかった。また、英語の教職課程在籍の学生にUDLの指導をした結果、希望の学校種に合わせて指導の前後で授業中のICT活用の目的や認識の変化が異なることがわかった。
|