本研究はまず、効果的な英語授業を目指すことに大いに貢献するものといえる。それぞれの時間帯における学習者のモチベーションについては検討すべき重要なファクターであること、そして教師の行動も学習者の動機づけ変化プロセスに確実に起因していることなどが本研究の発見であった。高専に入ってきてからやる気が上がったという参加者も多数いたことから、興味を喚起できるような授業内容の工夫、理解を施す丁寧な説明、目標を認識させることなども大いにモチベーション低下を防ぐものになるということも分かった。特に、新型コロナウイルス感染症の影響による授業の特徴というものも今後の英語授業のあり方を考える上で欠かせない。
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