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2023 年度 実績報告書

明治ジャーナリズム史の再構築――日報社を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 19K13325
研究機関東北大学

研究代表者

岡安 儀之  東北大学, 学術資源研究公開センター, 協力研究員 (50732351)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード条野伝平 / 杉浦譲
研究実績の概要

当初予定していた研究期間は2019~2022年度までであったが、新型コロナウイルス感染拡大や期間中の所属変更などの影響によって計画変更を余儀なくされ、今年度が最終年度となった。
今年度は、これまで実施することのできなかった徳富蘇峰記念館(6/22・8/4)、国立公文書館(6/23・7/29・11/18)、岸田吟香記念館(2/24)、伊藤公資料館(2/25)、山口大学図書館(2/26)などへの史料調査を行った。国立公文書館では、日報社社長の福地源一郎が幕臣として外国奉行にいた頃の記録や明治維新後に欧米へ渡った時の史料、また明治10年前後の日報社に関わる公文書も入手することができた。そして、前年度までに収集した史資料とともに日報社に関する継続的な分析を進めた。
また、2022年度に調査を行い富山県立図書館と富山県公文書館で収集した史資料の検討を進め、その成果の一部として、2024年3月に「日報社に関する基礎的研究――富山県公文書館所蔵日報社関係史料を中心に」(『EAA Booklet 34/EAA Forum 24 出版・報道文化の近代化1――「人」から読み解く』東京大学東アジア藝文書院)という論文を発表した。さらに、2024年3月31日に行われた第8回近代日本メディア研究会において、「草創期の日報社に関する研究──富山県公文書館所蔵海内家文書を中心に」という成果報告を行った。日報社は、これまで『毎日新聞』の社史の中でふれられる程度で、不明な点が多かった。しかし、富山県公文書館が所蔵している『日報社創立証書』をもとに考察を行い、これまでとは違う草創期の日報社の一端を明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 日本初の女子大生~黒田チカから1世紀のあゆみ2024

    • 著者名/発表者名
      加藤諭, 曽根原理, 岡安儀之
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 19 ページ: 101-116

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 阿部次郎と法文学部2023

    • 著者名/発表者名
      加藤諭, 曽根原理, 岡安儀之, 小嶋翔, 仁平政人, 杉本欣久, 伴野文亮
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 18 ページ: 67-85

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 松谷基和氏「植民地朝鮮と東北のキリスト教系知識人」へのコメント「明治期の日本人とキリスト教」2024

    • 著者名/発表者名
      岡安儀之
    • 学会等名
      武蔵大学東西文化融合史研究会第6回例会「キリスト教と東アジア:日欧の宗教と文化の相克・融合」
  • [学会発表] 草創期の日報社に関する研究──富山県公文書館所蔵海内家文書を中心に2024

    • 著者名/発表者名
      岡安儀之
    • 学会等名
      第8回近代日本メディア研究会
  • [図書] 阿部次郎ルネサンス : 研究の新地平2024

    • 著者名/発表者名
      曽根原理, 伴野文亮, 仁平政人
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      ぺりかん社
  • [図書] EAA Booklet 34/EAA Forum 24 出版・報道文化の近代化1――「人」から読み解く2024

    • 著者名/発表者名
      巽由樹子, 李滉稙(翻訳:鄭スビン), 岡安儀之, 松枝佳奈, 河崎吉紀, 前島志保
    • 総ページ数
      95
    • 出版者
      東京大学東アジア藝文書院

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公開日: 2024-12-25  

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