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2022 年度 実施状況報告書

和歌・和文から見た琉球・日本の文化交流

研究課題

研究課題/領域番号 19K13341
研究機関名桜大学

研究代表者

屋良 健一郎  名桜大学, 国際学部, 上級准教授 (40710158)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード和歌 / 短冊 / 展示
研究実績の概要

当該年度においては、沖縄県外の図書館等において史料調査・資料収集を行った。本研究テーマである琉球と薩摩との和歌・和文をめぐる交流に直接的に関係する新たな資料は収集できなかったが、薩摩の和歌関係の資料を主に収集しており、琉球との交流の前提となる薩摩の和歌についての研究を進めた。また、個人所蔵の和歌関係資料の調査・整理も実施し、琉球の和歌・和文に関する資料の現存・伝来状況についての確認を進めた。
琉球の和歌に関する研究はこれまでも一定程度、積み重ねはあるものの、その内容はあまり知られていない。そのような状況を踏まえ、当該年度においては研究の紹介、研究成果の発表・公開にも力を入れた。2022年7月16日の翰林大学校日本学研究所の国際シンポジウム「文学:ポスト帝国の文化権力を考える」においては琉球・沖縄の和歌・短歌の歴史に関する報告を行った。報告では主として近現代を扱ったが、近現代を考える前提としての近世の和歌の状況についても本研究の成果を踏まえて概説した。2023年3月10日には研究協力者と共に研究会「戦国・江戸時代の和歌」を名桜大学で実施し、琉球における和歌受容を考える前提としての戦国時代・江戸時代の和歌について報告した。また、この研究会と時期を同じくして名桜大学附属図書館において「琉球の和歌」という小さな展示を行った。この展示では、本研究を進めるなかで収集した資料を展示すると共に、研究成果を踏まえた解説文を掲示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究課題においては史料調査・資料収集が重要となってくるが、コロナ禍ということもあり、充分な調査を行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

本研究課題の最終年度となる2023年度においては、これまで充分に行うことができなかった沖縄県内外での史料調査・資料収集を積極的に行うと共に、これまでの調査を通して得られた資料を用いた研究を進め、その成果を研究会等を通して発表する。

次年度使用額が生じた理由

本研究課題は、コロナ禍の影響により、これまで充分な調査を実施できなかったため、延長を申請した。次年度においては、これまで実施できなかった調査を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 近現代沖縄における短歌の展開2022

    • 著者名/発表者名
      屋良健一郎
    • 学会等名
      翰林大学校日本学研究所国際シンポジウム「文学:ポスト帝国の文化権力を考える」
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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