研究課題
若手研究
本研究は、韓国で東アジア史という広域世界の歴史に関する研究が形成され、定着していく過程を跡づけ、その特色を明らかにするものである。そのため具体的に以下3つの点に対して考察した。(1)1960年代の広域世界論の登場とその意義(2)朝貢・冊封という用語の登場とその背景(3)東アジアという用語の定着とその背景
朝鮮古代史
本研究では、韓国での東アジアの形成過程を跡づけ、その背景を考察することができた。冷戦とその崩壊という社会的状況と軌を一にしつつ形成された韓国的な東アジア像を分析することで、中国中心性からの脱却という特色や、韓国的なナラティブとその分析の必要性を確認することができた。