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2023 年度 研究成果報告書

ロシア帝政期南東コーカサスの「シーア派化」と「非イラン化」

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13379
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

塩野崎 信也  龍谷大学, 文学部, 准教授 (70801421)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードアゼルバイジャン / ロシア帝国 / コーカサス / ペルシア語文化圏 / 裁判制度 / 離婚 / 村落 / 都市
研究成果の概要

本研究では、アゼルバイジャン共和国における現地調査で取得した各種史料(ペルシア語、古アゼルバイジャン語、ロシア語)を用いることで、写本研究、村落に関する社会史研究および人口史研究、都市社会に関する政治史研究、離婚裁判に関する文書史料に基づいた研究など、多様な研究を遂行した。結果、19世紀にコーカサスの南東部が「イラン性」を喪失していく過程を一部明らかにすることができた。一方でもう1つのテーマであった「シーア派化」に関しては、あまり踏み込んだ考察を行うことができなかった。

自由記述の分野

西アジア史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、現在のアゼルバイジャン共和国に該当する領域の19世紀における社会や文化の変容を明らかにしたが、これは、当該地域の近代史に新たな視点を提供するものであったと言える。もちろん、近代に生じた様々な変化は、現代の当該地域の基礎ともなっている。それ故に、本研究の成果は、当該地域で現在生じている諸問題をより深く理解するための視座をも提供することとなる。また、本研究は、東洋史あるいは西アジア史の文脈で進められてきた研究と、西洋史あるいはロシア史の文脈で進められてきた研究とを統合するものであり、これによってこの地域の歴史研究に新たな展望を開くことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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