研究課題/領域番号 |
19K13439
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
市川 康夫 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (60728244)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | コミューン / 農村ユートピア / 理想郷 / カウンターカルチャー / 共同体運動 / ヒッピー / アナキズム / アンダーグランドプレス |
研究実績の概要 |
本年度は、コロナウイルスの蔓延の影響があり、現地調査でのオルタナティブ農業やコミューン・エコビレッジにかかわるフィールドワークの予定を修正し、共同体運動・コミューン運動に関わる資料を、幅広く収集することに努めた。とりわけ、フランスの国立図書館、ベルギーの王立図書館、フランスのオルタナティブ社会研究センター、オランダの社会史国際研究所、アメリカ議会図書館より、コミューン共同体発行のコミューン誌、アンダーグラウンド・プレス、コミューン資料(回想録、日記・新聞・日刊・週刊誌:1970年代)、コミューン名鑑を収集した。広範にわたるコミューン資料の収集によって、フランスにおける共同体運動とコミューンの生活の変遷がかなり掴めるようになった。現在は、収集した資料を分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現地調査の予定を変更した一方で、これまで活用されてこなかったコミューンに関わる広範な資料を収集することができ、またこれら資料が研究においても有用な情報を提供し得る媒体であるため。
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今後の研究の推進方策 |
昨年の現地調査と本年における資料収集の成果を合わせ、今後は学会発表および論文執筆、そしてその公表を行う。特に、反グローバル運動へと至るフランス社会における農村との関係性や社会運動としてのコミューン運動、カウンターカルチャーとしてのコミューンと農村との関係などを軸に研究成果をまとめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
基金のため、柔軟に研究費を運用するために、次年度との使用額に連続性を持たせたため。持ち越した残額については、書籍と資料購入費に充当する計画である。
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