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2022 年度 研究成果報告書

再犯予防と良き人生の両立を目的とする犯罪者処遇モデルの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13545
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分05050:刑事法学関連
研究機関立正大学

研究代表者

相澤 育郎  立正大学, 法学部, 助教 (90715393)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードグッドライフモデル / 犯罪者処遇 / 再犯防止 / 犯罪・非行からの立ち直り
研究成果の概要

本研究課題における研究成果は以下の通りである。
第1に犯罪者処遇理論におけるグッドライフモデルの理論的解明が進んだ。本研究では、文献調査を中心に当該モデルの理論枠組み及び実証研究の現状について検討した。これにより、当該モデルの有用性と限界が明らかになった。
第2にグッドライフモデルの日本への応用可能性が一定程度明らかとなった。本研究では、受刑者や元受刑者を支援するNPO団体の協力も得て、受刑者へのインタビューやアンケート調査を行い、当該モデルの仮説が日本においても支持されうるのかを検証した。これによって、当該モデルは日本の犯罪者支援の場面においても受け入れ可能であることが明らかとなった。

自由記述の分野

刑事政策

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果の学術的意義や社会的意義は次のとおりである。
まず本研究の学術的意義は、日本において未だ紹介の段階にあったグッドライフモデルの理論と実務への応用可能性を一定程度明らかにしたところにある。現在では、このモデルは公認心理師試験等でも出題されるようになり、日本の学界・実務に浸透しつつある。
次に本研究の社会的意義は、近年、社会的に特に注目される「再犯防止」政策に対し、重要な示唆を与えることができたところにある。すなわち、本研究では、「再犯防止」だけではなく、本人の「良き人生」も考慮に入れた犯罪者処遇を構想することで、バランスのとれた政策を提案することができた。

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公開日: 2024-01-30  

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