研究課題
今年度は、1970年代以降の日米関係の変遷について研究を行った。第二次世界大戦を契機として形成される、対日政策をめぐるアメリカの産官学ネットワークが、どのように解体・再編されるかに注目して、資料収集や先行研究の整理を進め、議論を行った。アメリカの民間財団やニューディーラー、日本の戦時変革の担い手や社会右派、進歩的経営者に注目して研究を行ってきた。日米の文化政治交流の系譜を、キリスト教宣教師や国際派財界の歴史をふまえつつ、研究成果を著作として準備している。