研究課題
若手研究
日米関係をアメリカ民間財団および両国の社会民主主義を事例に検討した。アメリカの民間財団や社会民主主義は、日米のみならず世界各地で、労使に橋をかけるものであった。特に「生産性」という概念は、国境を越えて広がり、戦後の世界経済の成長期に重要な概念であった。それら関連は今後も国際関係史あるいはグローバルヒストリーの重要な研究課題となりうるものである。
国際関係史
アメリカにおいては第二次世界大戦から1960年代は民主党政権に大きな影響をあたえたニューディーラーや反共リベラルの黄金時代であった。一方、日本でも、政治だけでなく、労働組合や若手経営者には民主社会主義が存在感を示した。両者の存在は、両国における政治文化や経済社会の現状を規定する要因の一つとなっている。