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2023 年度 実施状況報告書

習近平政権の国内世論誘導とパブリック・ディプロマシーのリンケージ

研究課題

研究課題/領域番号 19K13641
研究機関学習院大学

研究代表者

江藤 名保子  学習院大学, 法学部, 教授 (30648332)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード影響力工作 / 統一戦線工作
研究実績の概要

本年度はまず、これまでの調査を踏まえ、中国の国際社会に対する影響力工作の狙いについては、「話語権(ディスコース・パワー)」の概念を軸とする「激化する国際社会における「正しさ」をめぐる争い」(『地経学ブリーフィング』2023年6月23日)を発表し、中国の論理を解説した(https://apinitiative.org/2023/06/19/47712/)。
また9月に本研究費を用いて台湾出張を実施し、総統府、外交部、両岸関係基金会や有識者等へのヒアリングを実施し、蔡英文政権における中台関係の実態について調査した。また翌3月にも現地調査を実施し、1月の選挙期間中にどのような影響力工作が確認されたかに関するヒアリングを実施した。従来型の人的・組織的ネットワークを介した統一戦線工作に加え、YoutubeやTiktokというオンラインでの世論工作の事例が増加していることが確認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り台湾での海外調査を実施することができた。また論考を発表することで、研究成果を還元することができた。

今後の研究の推進方策

本年も海外出張を実施し、中国の影響力工作の実態を補足する。また論文として研究成果をまとめ、発表する。

次年度使用額が生じた理由

コロナ・パンデミックにより海外出張が実施できなかった期間からの持ち越し金額が大きく、すべてを使用することができなかった。

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公開日: 2024-12-25  

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