研究課題/領域番号 |
19K13704
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松島 みどり 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20634520)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 保健医療政策 / 心身の健康 / 産後うつの影響 / 健康行動 / 新生児の健康 / 次世代へのインパクト |
研究実績の概要 |
当該科研費の採択時より進めていたデータ取得に関しては、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響によって、最終的にデータが取得できたのは2021年になった後であり、昨年度はデータの整理を行い論文の執筆をした。2022年度には学会で報告、学術誌へ投稿予定である。また、自らで収集したデータを用いて自治体の政策との関連を分析し、周産期うつと援助要請の実態把握と属性分析(髙木彩; 松島みどり:日本周産期メン タルヘルス学会誌, 2021-09)として発表した。加えて、全国規模のオンライン調査のデータを使用し、コロナ禍の政策が母親の健康にどのように影響しているかを分析した論文を以下の通り発表している。Trust and well-being of postpartum women during the COVID-19 crisis: Depression and fear of COVID-19(Matsushima Midori et al. SSM - Population Health/15/p.100903, 2021-09)上記に加えて、2021年度は依頼原稿の執筆を行うことで研究成果の発信を心掛けた。 なお、2021年度に準備していた介入研究については、コロナ禍において実施が遅延したものの現在実施中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍で遅延していたデータ取得が昨年度可能となり、すでに分析を終えていることから、今年度中に発表できるものと考えている。また、社会政策が妊産婦の健康に与える影響についての研究も実施し2021年度に論文発表をすることが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度として、現在執筆中の論文を学会で報告予定である。また、介入研究よる成果や今までの研究結果を政策提言につなげていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
現在執筆中の論文があり、報告までに費用が必要であったため。論文執筆にかかる費用として使用予定。
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