Effects of foreign directors on firm performance: Evidence from Japan.

2021 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19K13744
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分07060:金融およびファイナンス関連
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: グエン・ティ・フォン タン 早稲田大学, 産業経営研究所, その他(招聘研究員) (60791928)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: Foreign directors / Corporate governance / Firm performance / Japan

研究成果の概要

本稿では、2004年から2015年までの日本の非金融上場企業のパネルデータを用いて、外国人取締役が企業業績に与える影響を検証する。その結果、外国人取締役と企業業績との関係は概して強くないことが分かった。外国人取締役を最初に導入した場合、市場はポジティブに反応するように見えるが、そのリターンは統計的に有意ではない。また、外国人取締役の初回就任が企業パフォーマンスを向上させるという証拠も見いだせなかった。

自由記述の分野

Corporate governance

研究成果の学術的意義や社会的意義

This research fills the research gap by examining the effects of foreign directors on firm performance in a bank-based economy, stakeholder corporate model. It hence acts as meaningful references to investors, corporate executives, and policymakers adjusting diversity policies.