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2020 年度 実施状況報告書

創造的な人的販売活動を促進および阻害する組織的要因について

研究課題

研究課題/領域番号 19K13771
研究機関新潟大学

研究代表者

石塚 千賀子  新潟大学, 人文社会科学系, 特任助教 (70812436)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード人的な関与 / 深いエンゲージメント
研究実績の概要

今期予定していたインタビュー(創造的であると会社から評価されている販売員・マネージャーのインタビュー)がCOVID-19の影響で延期され今年度中に遂行できなかった。状況を見ている間、本研究課題が前提にしている顧客との深い関係を構築できるのは、ラグジュアリーブランドという制限があるのかどうかを確かめた。結果として、ラグジュアリーブランドに限らず、他の製品カテゴリー(機能的製品ブランド)においても深いエンゲージメント形成されており、そこにどのような創造的な関係性が関与している・いないのかについて、共同研究を行った。
顧客エンゲージメントに人的な要素が関係するのはラグジュアリーブランドだからと考えるだろう。しかし、本研究を通じて、製品カテゴリーが機能的製品カテゴリーになったとしても、人的なコミュニケーションの関与が機能していることが示された。逆に人的要素が深いエンゲージメントの形成の鍵をにぎっていた。正しい顧客の見極めのような、まだ生起していない関係の可能性を見つけることができるのは人的な力によるものであることが示された。
これについての途中経過の発表を、2021年2月の国際学会(American Marketing Association)に提出し、受理され、ポスターセッション(online開催)で共同発表した。
マニュアルで動くのではなく、自ら創造的に動く人材を組織が育て活かすことは競争力をもつ。そのために、創造的行動を阻害する組織要因を明らかにすることは、AI時代にこそ重要なである。対面にこれ以上こだわらず、来期はオンラインを前提に進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本来、特定できている創造的人材のインタビューを実施する予定であった。出来る限り、業務的でない会話をして情報を引き出したく、また非言語情報も収集したいため、対面にこだわった結果、調査が不発で終わってしまった。来期はZoomを利用するなどのオンラインの活用を想定している。

今後の研究の推進方策

今期はオンライン・リサーチをうまく組み合わせて、調査を遂行する。

次年度使用額が生じた理由

都内で数名の販売員およびマネージャーへのインタビューを予定していましたが、COVID-19により、自宅待機及び日程の延期が重なり、執行できなかった。
今年度は、オンライン・リサーチを活用して、調査をすすめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] NOVEL PARTNERSHIP BETWEEN BRANDS AND “EXTREME” CUSTOMERS2021

    • 著者名/発表者名
      Kei Aoki, Chikako Ishizuka
    • 学会等名
      2021 AMA Winter Academic Conference
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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