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2021 年度 研究成果報告書

レトリカル・ヒストリーが失敗するメカニズムの探求

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13792
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関熊本学園大学

研究代表者

松尾 健治  熊本学園大学, 商学部, 准教授 (60805175)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードレトリカル・ヒストリー
研究成果の概要

レトリカル・ヒストリー(RH)とは、組織の重要なステークホルダーを管理するための説得戦略として過去を戦略的に用いることと定義される。本研究では、研究期間中にRHが失敗するいくつかのメカニズムを明らかにした。主な研究成果としては、『組織衰退のメカニズム:歴史活用がもたらす罠』と題する単著書籍、Academy of ManagementのAnnual Meetingでの発表およびフルペーパーの論文、Journal of Business Researchに掲載された論文などが挙げられる。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

組織におけるRHは、組織的同一化の促進、組織変革、経営戦略の正当化、顧客からのレピュテーション獲得、従業員の採用活動といった場面でしばしば実践される。だが、既存研究のほとんどは、経営者がRHを実践することで彼らの意図通りにステークホルダーの行動を促すことに成功している事例を取り上げてきた。とはいえ、RHは常に使い手の意図通りに機能するとは限らない。また、実務家もRHが失敗する可能性について考慮することはほとんどない。本研究は、RHが失敗する場合のメカニズムを明らかにし、理論的に貢献するとともに、組織の実務家はどのような状況で、どのように歴史を活用するべきかという実践的含意を導出した。

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公開日: 2023-01-30  

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