研究課題/領域番号 |
19K13812
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
林 祥平 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (30757109)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 社会的投射 / リーダーシップ |
研究実績の概要 |
3年目となる2021年度は、(1)2020年度に開催予定であった海外学会がオンラインで開催されたので、そこで研究報告を行い、(2)企業調査の結果を用いて論文の執筆・投稿を行った。 (1)2021年にオンラインで開催されたThe 32nd International Congress of Psychologyで「Managing social projection in terms of organizational socialization」というタイトルで研究報告をした。 (2)今年度は4本の論文を執筆した。第1に、日本とアメリカでの社会的投射に文化差が見られるのかを検証した論文;第2に、日本のマーケティング会社で行った調査結果を用いた、上司部下間の意識共有とリーダー行動の関係性に関する論文:第3に、日本の保険会社でとった調査結果を用いた、インクルーシブリーダーシップが意識共有に促す影響についての論文(共同研究);第4に、雇用形態(限定正社員制度)の違いが従業員の認識に及ぼす影響についての論文(共同研究);である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度は在外研究の予定だったが、コロナ禍のため渡航ができなくなり国内で研究をすることになった。それに伴い研究計画も変更をしなくてはならなくなったが、国内での企業調査も複数行うことができ、研究活動に大きな支障は出なかったため。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度の2022年度は、これまで社会的投射や認識共有という個人の認知に重きを置いて研究をしてきたが、リーダーシップやマネジメントの方面からの検討を重点的に行っていく。さらに、これまで執筆してきた論文の受理・公刊に向けた活動を続けていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、学会参加に伴う渡航費等が発生しなかったことや、調査依頼なども対面ではなくZoom等で行ったため、調査の際の交通費が発生しなかったことが主な要因である。
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