研究課題
若手研究
不確実性を含む生産システムに対して静的な条件下において,形式的に記述することは可能となった.すなわち,事象の発生時間に注目して発生時間よりスケジューリング可能であると考えるとスケジュールに対する割当問題として考えることができる.これらのアイデアをまとめて形式的に記述することができた.また不確実を含む生産システムに対しても新しい解法を提案することができた.これも不確定事象の発生に注目して,そのときにスケジューリングを行うべきかどうかの判断を行うモデルとすることで実現した.
システム工学
不確実性を含む生産システムの形式化は,その学術的意義は高い.形式化することで静的ではあるが,不確定事象を含む生産システムの最適解と最適値を求めることができる.最適解からどうすればよかったのかを知ることができ,新しい解法につながる可能性がある.またこれまでの解法に対しても,解を比べることでどうすれば改善することができるのかを指し示すことができる.さらには最適値より,それらの解法を評価することが可能となる.以上のことから本研究は高い学術的な価値があるといえる.