成果の一部を国際学会にて発表した。 男性会計士に比較して、女性会計士は、不正探知に適しているとの海外の先行研究がある。しかしながら、日本では、そもそも、会計士の母集団に占める女性の比率が少ない。 本年度は、日本会計士職に占める女性の割合が低位に推移している原因について、英米比較を行なった。英米を選択した経緯としては、現在の会計専門職の原型は、英国から影響を受けているととともに、日本の公認会計士制度は、米国を模範としているためである。 具体的に、英米の会計専門職化の時期に、女子の会計職への進出に影響を与えた要因を概観した上で、日本における会計専門職化の過程と、そこでの日本女子の進出状況を報告した。
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