研究課題/領域番号 |
19K13864
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
近藤 大輔 立正大学, 経営学部, 准教授 (30712533)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | インタビュー調査 |
研究実績の概要 |
2019年8月からコマニー株式会社(「パーティション(間仕切り)」で快適空間・機能空間を創造するメーカー)の調査を行った。まず,コマニーの三代目社長の塚本健太氏(2019年8月19日1時間),つぎに二代目社長の塚本幹雄氏(2019年9月2日1時間30分),そして製造担当取締役の堀口勝弘氏(2019年11月14日1時間),工場長の伴場秀文氏(2019年11月14日1時間),最後に営業統括本部長の東木太志氏(2019年12月23日1時間),デベロッパー営業所長の品川英史氏(2019年12月23日1時間)である。ただし,それらの調査を行う事前準備として塚本幹雄氏の講演資料およびコマニーのホームページに掲載されている情報を閲覧した。その成果として「管理会計がファミリービジネスの事業承継に与える影響~コマニー株式会社におけるアメーバ経営の事例研究~」という論文を執筆した。メーカーもモノとして製品だけでなくサービスも付加して競合企業と差別化するサービタイゼーションを実施している。メーカーのサービタイゼーション事例からは,サービス業の原価企画に役立つデータが得られる。この本論文はサービス業の原価企画をメインテーマとしたものではないが,この論文を執筆する過程でコマニー株式会社とは良好な関係を築けたので,今後,サービス業の原価企画に役立つデータを得られるように調査を進める。 そのほか「鉄道模型会社におけるサービタイゼーションの調査・改善提案」というテーマで鉄道模型を製造販売する関水金属株式会社と受託研究契約を結んだ。このプロジェクトからもサービス業の原価企画に役立つデータが得られており,今後さらなる調査を進める予定である。 さらに日本管理会計学会のスタディグループ「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」研究代表者:諸藤裕美(立教大学)に参加することになり,ここからも調査データ得られる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新たなリサーチサイトが見つかり,おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り研究を進めつつ,新たなリサーチサイト,新たなグループとも協働して研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)計画新たなリサーチサイトや新たな研究グループ参加により,当初の計画からの変化があったため309,237円ほどの差異が生じた。 (使用計画)当該差異は当初の研究計画に大幅な変更を必要とするわけではないため,当初の計画どおりの成果が出せるように研究を進める。
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