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2020 年度 実施状況報告書

サービス業の原価企画活動を促進するマネジメントコントロールシステム

研究課題

研究課題/領域番号 19K13864
研究機関立正大学

研究代表者

近藤 大輔  立正大学, 経営学部, 准教授 (30712533)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードインタビュー調査
研究実績の概要

コマニー株式会社(「パーティション(間仕切り)」で快適空間・機能空間を創造するメーカー)の調査を前年度同様に行った。具体的にはアンケート調査を2020年12月から1月にかけて行った。メーカーもモノとして製品だけでなくサービスも付加して競合企業と差別化するサービタイゼーションを実施している。メーカーのサービタイゼーション事例か
らは,サービス業の原価企画に役立つデータが得られる。この本論文はサービス業の原価企画をメインテーマとしたものではないが,この論文を執筆する過程で
コマニー株式会社とは良好な関係を築けたので,今後,サービス業の原価企画に役立つデータを得られるように調査を進める。
そのほか鉄道模型を製造販売する関水金属株式会社と受託研究契約を結んだ。このプロジェクトからもサービス業の原価企画に役立つデータが得られており,論文を執筆してメルコ管理会計研究に投稿した。現在,査読報告書の指摘事項を見ながら修正を進めている。査読者からは「サービタイゼーション(製造業のサービス化)の論点と原価企画を融合し,事例研究を行った論文で,興味深く読ませていただきました。サービタイゼーションと原価企画を融合した視点で書かれた論文は,現状ではほとんど存在しないと思いますので,当該視点で説得力のある内容で示されれば学会にとってたいへん有意義な研究になると思います。」という評価ももらっている。
所属している日本管理会計学会のスタディグループでは,2020年管理会計学会・年次全国大会で「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」として中間報告を行った。この内容は日本管理会計学会「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」スタディグループ(2020)「原価企画の今日的課題と対応に関する実態調査」『産業経理』80(2):168-187として論文掲載され発刊された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

論文の執筆も進みおおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

当初の計画通り研究を進めつつ,新たなリサーチサイト,新たなグループとも協働して研究を進める。

次年度使用額が生じた理由

(理由)計画新たなリサーチサイトや新たな研究グループ参加により,当初の計画からの変化があったため463,157円ほどの差異が生じた。
(使用計画)当該差異は当初の研究計画に大幅な変更を必要とするわけではないため,当初の計画どおりの成果が出せるように研究を進める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「原価企画の今日的課題と対応に関する実態調査」2020

    • 著者名/発表者名
      日本管理会計学会「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」スタディグループ
    • 雑誌名

      『産業経理』

      巻: 80 ページ: 168-187

  • [学会発表] 「原価企画の今日的課題と対応に関する研究2020

    • 著者名/発表者名
      日本管理会計学会「原価企画の今日的課題と対応に関する研究」スタディグループ
    • 学会等名
      日本管理会計学会2020年次全国大会

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公開日: 2021-12-27  

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