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2023 年度 研究成果報告書

出入国管理政策を通じた冷戦と国民国家形成に関する比較歴史社会学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13913
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関特定非営利活動法人社会理論・動態研究所

研究代表者

朴 沙羅  特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (40726973)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード出入国管理政策 / 国民国家 / 冷戦
研究成果の概要

4年間の研究期間のうち、前半の2年間は新型コロナの世界的流行を受け、十分に調査ができない状態だったが、2022年から成果を出すことができ、最終的に論文を4本(全て依頼・特集論文、うち2本が英語)、書籍の章担当3本(うち1本が英語)を刊行することができた。これらの論文のうち、また、研究期間中に企画された単著(出入国管理政策の歴史を扱う新書、出入国管理政策に関わる社会運動を明らかにする生活史研究をおこなった一般書)は現在執筆中であり、本研究の交付期間内には刊行できなかったものの、重要な研究成果として数えられる。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

上述の研究成果はどれも、研究の中心的なテーマである非正規な移動・移住の管理が、戦後の日本における出入国管理政策の基礎となっていることを示している。他方、「身世打令を聞く: 京都市・東九条オモニ学校における生活史の聞き取り」は、移住者への識字教育と社会運動との関係を論じた方法論的なものであり、「Questioning Xenophobia in Japan: Racism, Decolonization, and Human Rights」は非正規な移住の管理と今日の「日本型排外主義」との関係を論じている。総体として、戦後日本が国民国家を形成する際に、非正規な移住の管理が重要だったことを示せた。

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公開日: 2025-01-30  

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