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2020 年度 実施状況報告書

平時から発災、復興までをシームレスに支える包括的災害支援の情報連携に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K13949
研究機関東洋大学

研究代表者

八木 裕子  東洋大学, ライフデザイン学部, 准教授 (60533817)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード災害 / 生活 / ICT / 包括的災害支援 / DCAT / DWAT / 災害福祉 / 災害介護
研究実績の概要

2020年度は、新型コロナの影響により、予定していた関連学会等が全て開催されなかったため、出張がなかった。そこで、今年度も引き続き文献研究を中心に行なった。結果を「災害介護の概念に関する諸説の検討-災害介護学の構築に向けて-」というテーマで、学内の紀要に投稿した。
また論壇執筆として、日本介護福祉学会の学会誌に「「介護福祉学」の構築に向けて~「生活」に向き合う実践としての「災害介護」を問う~」を、商工金融という雑誌に「中小企業が災害に向き合う時」というテーマで執筆した。
東日本大震災から10年ということで、3月には、「介護施設の災害・感染症対応」(ぎょうせい)が出版され、その中の第4章「DWAT・DCAT(災害派遣福祉チーム)の実践と課題というテーマを執筆した。
以上のことより、今年度は当初予定していたフィールドの調査等の実施が難しかったが、文献検討を進め、「災害介護」という用語を定義づけを行なったことで成果を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナの感染拡大の防止のため、当初予定していた学会も開かれず、現地に赴くこともできなかったため。

今後の研究の推進方策

【有識者へのヒアリング】オンラインを活用し、情報を収集し、災害時での必要とされる情報項目の抽出を行なっていく。
【ワークフローの開発】現在、ICT化できる可能性のある団体と話し合いを進めている現状であるので、システム開発に繋げていく予定である。
【教育プログラムの開発】システムを構築した後に、使用方法も含めたプログラムの開発を進める。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ禍の中、学会が開催されなかったことやフィールドを回れなかったことなどが理由である。最終年度で、システムの開発も含めて仕上げていきたいと思っている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 災害介護の概念に関する諸説の検討 -災害介護学の構築に向けて-2021

    • 著者名/発表者名
      八木裕子
    • 雑誌名

      ライフデザイン学研究

      巻: 16 ページ: 381-394

  • [雑誌論文] 「介護福祉学」の構築に向けて-「生活」に向き合う実践としての「災害介護」を問う-2021

    • 著者名/発表者名
      八木裕子
    • 雑誌名

      介護福祉学

      巻: 27 ページ: 126-133

  • [雑誌論文] 中小企業が災害に向き合う時2020

    • 著者名/発表者名
      八木裕子
    • 雑誌名

      商工金融

      巻: 70 ページ: 32-35

  • [図書] チェックリストと事例でわかる!介護施設の災害・感染症対応2021

    • 著者名/発表者名
      (編集代表)早坂聡久
    • 総ページ数
      219
    • 出版者
      ぎょうせい
    • ISBN
      978-4-324-10970-0

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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