研究課題/領域番号 |
19K13958
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
本間 萌 日本福祉大学, スーパービジョン研究センター, 客員研究所員 (50767960)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高齢者ボランティア / 活動ニーズ / 困難感 |
研究実績の概要 |
2019年度に実施した調査1の分析結果から、回答者の性別は男性が18.8%、女性が81.2%であった。平均年齢は73.18歳、70~74歳が31.9%もっとも多く、次いで75~79歳が30.4%、65~69歳が17.3%、80歳以上が10.3%、65歳未満が7.9%であった。居住年数は40~50年未満が23.1%と最も多く、次いで50年以上が22.2%、30~40年未満が19.5%、10~20年未満が12.2%、20~30年未満が11.9%、5~10年未満が6.7%であった。ボランティア活動の経験年数は10年以上が22.5%と最も多かった。ついで2~3年未満16.4%、5~10年未満15.5%、1~2年未満14.6%、1年未満13.4%、3~5年未満12.5%であった。 活動における困難感については12項目のうち「難聴のある参加者への対応」が30.4%と最も高く、ついで「認知症のある参加者への対応」が26.1%であった。また、「同区のリーダーの活動状況が把握できない」「人間関係が深まらない」「活動するリーダーがいつも決まっている」など活動における関係性に関する項目についても困難を感じていたことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度予定していた調査2および調査3については、新型コロナウイルスの影響により予定していた調査は実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスによる影響は変わらないため研究方法の変更も含めた研究計画の再検討を行う。個別インタビュー調査に関してはオンラインによる遠隔での実施を検討する。調査対象が高齢者であるためパソコンを使用できる環境にあるのか、パソコンの使用に慣れているかなどを確認したうえで、調査協力への承諾が得られるか等の課題がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスにより予定していたインタビュー調査の実施ができなかった。新型コロナウイルスの状況をみながら研究方法も含め研究計画の変更を行う。
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