研究実績の概要 |
2022年度はこれまでの研究成果を"Development and Evaluation of a Mutual Support Program for Parents of Children with Developmental Disorders in Japan"として「Advances in Public Health, Community and Tropical Medicine,156」へ発表し,プログラム開発とその効果のメカニズムについて明らかにした。また,"Characteristics of students who require elementary school counselors’ support owing to developmental disorders" を国際誌である「Heliyon 9 (3)」 へと発表を行い,学校現場における発達障害児童への心理支援の方向性について示唆を得た。また,今後の研究の端緒として,保護者の担任に対する信頼性認知に着目し,17th European Congress of Psychologyにて発表を行った。特に前半の論文においては,これまでのPre-Postデザインで得られた効果のメカニズムをプロセス評価の視点から明らかにした研究論文であり,今後実際に同様のプログラムを行う際に有用な内容である。 これまで4年間の研究活動を通してプログラム開発,評価を行ってきており,自治体などのニーズに応じて利用可能な発達障害児者の家族の相互交流を支援するためのエビデンスに基づいたプログラムの雛形を作ることができたと考えている。
|