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2022 年度 実施状況報告書

野菜摂取の多様性を評価する尺度の開発と関連要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K14044
研究機関静岡県立大学

研究代表者

串田 修  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 講師 (30612725)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード野菜 / 多様性 / 食行動 / 要因
研究実績の概要

本研究全体の目的は、生活習慣病のリスクを減らす可能性が複数報告されている野菜摂取の多様性(品目数)について、(1)評価する尺度を開発し、(2)関連する要因を解明することである。
2022年度は、前年度に野菜摂取の多様性に係る尺度の妥当性と再現性を検討した研究成果を学会発表した。また、野菜摂取の多様性に係る関連要因の予備的検討として、栄養素等・食品群別摂取量に関連する食行動を探索することとした。まず、奈良県内の大学に所属する学生を対象に、質問票により調理頻度を、簡易型自記式食事歴法質問票により野菜をはじめとした栄養素等・食品群別摂取量を把握した。その結果、家族と同居しているにもかかわらず調理している群に比し家族と同居しており調理していない群では脂質エネルギー比および油脂類の摂取量は多かった一方、緑黄色野菜およびその他の野菜の摂取量に統計学的有意差は認められなかった。また、静岡県に在住する高齢者を対象に、質問票により共食有無を、簡易型自記式食事歴法質問票により野菜をはじめとした栄養素等・食品群別摂取量を把握した。その結果、朝食の共食群に比し孤食群ではたんぱく質エネルギー比および魚介類の摂取量が少なかったほか、夕食の共食群に比し孤食群ではその他の野菜の摂取量が少なかった。
2023年度は、前年度に学会発表した研究成果の雑誌論文への投稿を進めるとともに、当該研究で検討した尺度により野菜摂取の多様性に関連する要因を探索する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

雑誌論文の査読に時間を要していることにより、その先の計画に遅延が生じた。

今後の研究の推進方策

2023年度中に野菜摂取の多様性に関連する要因を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

雑誌論文の投稿中のため、当該助成金が生じた。論文掲載費等として使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Associations between cooking at home and nutrient and food group intake among female university students: a cross-sectional analysis on living arrangements2023

    • 著者名/発表者名
      Hana Hamade, Aoi Moriyasu, Osamu Kushida
    • 雑誌名

      Nutrients

      巻: 15 ページ: 1029

    • DOI

      10.3390/nu15041029

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 同居している中高齢者の食事別共食状況と栄養素等および食品群別摂取量の関連: 静岡研究2023

    • 著者名/発表者名
      棚田彩香, 串田修, 新井英一, 田原康玄, 合田敏尚, 静岡研究グループ
    • 学会等名
      第33回日本疫学会学術総会
  • [学会発表] Examining and comparing the validity and reproducibility of scales to determine vegetable variety2022

    • 著者名/発表者名
      Kaya Ominami, Osamu Kushida
    • 学会等名
      22nd IUNS-ICN International Congress of Nutrition
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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