国内における野菜摂取の多様性を評価する尺度を開発し、関連要因を解明することを目的に研究を実施した。まず、推定に必要な日数の検討では、2日間以上の食事調査で習慣的な野菜摂取の多様性を推定できることを示唆した。次に、尺度の開発では、野菜項目からなる尺度は単一質問または野菜サブグループからなる尺度と比較して許容できる妥当性と再現性があることを示唆した。また、関連する要因の解明では、男性の自給野菜やもらいもの野菜の利用は野菜摂取量や多様性の高さ、スーパーマーケットの利用は多様性の低さと関連する可能性があること、女性の直売所の利用は野菜の多様性の高さと関連することを示唆した。
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