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2020 年度 実施状況報告書

熱中症予防のためのピンポイント体温測定システムによる保育者への情報提示

研究課題

研究課題/領域番号 19K14045
研究機関仙台高等専門学校

研究代表者

小林 秀幸  仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (70615872)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード位置推定 / フォグコンピューティング / 保護者への情報開示
研究実績の概要

本申請課題の目的は,熱中症の予防のために,保育者が幼児の体温を,主観によらず手軽に測定できるシステムを実現する.そのために,これまで不可能であった,部屋全体の温度をもとに幼児それぞれの体温を測るシステムを,申請者らが培ってきた位置推定技術を利用して実現する.このシステムは,従来の10分の1以下の価格での導入が可能である.したがって,幼児の熱中症予防のために広く普及が期待できる.この目的を達するために,熱中症予防のためのシステム構築を行った.特に,次の点において,非常に重要な成果を得ることが出来た.機械学習を使用することで,従来手法に比べて位置推定の精度を向上させることが出来た.一方で,多くの端末から収集する従来手法においても,そのデータ数が十分であれば,位置推定の精度が向上することを突き止めることが出来た.これら研究の成果により,保育者に情報を提示するシステムのための,通信部分の開発を進めることが出来た.これらの成果は,本システムが実現しようとする幼児や使用者の位置情報の自動収集,安価なデバイスによる頑健なネットワークの運用のために極めて重要なものである.当該年度においては,申請書の2020年度の実施計画にもあるように,データの収集のための通信環境の構築,位置推定に依るシステムの開発などについて成果を得ることが出来た.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19の状況により,予定していた幼稚園などでの実証実験が行えなかった.また,体温の測定においても,赤外線を使用した手法では,深層温度の計測までは行えない実験結果を得ることが出来た.システムの見直しを急ぎ,位置情報の処理は計画以上に進んでいるので,体温計測システムの構築を行っていきたい.

今後の研究の推進方策

COVID-19の状況により,予定していた幼稚園などでの実証実験が行えなかった.また,体温の測定においても,赤外線を使用した手法では,深層温度の計測までは行えない実験結果を得ることが出来た.システムの見直しを急ぎ,位置情報の処理は計画以上に進んでいるので,体温計測システムの構築を行っていきたい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Varidation of Indoor Localization Method byCNN using RSS2021

    • 著者名/発表者名
      Makoto Uehara, Masashi Kimura, and Hideyuki Kobayashi
    • 雑誌名

      Sixth International Congress on Information and Communication Technology

      巻: - ページ: -

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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