研究課題/領域番号 |
19K14099
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
山辺 恵理子 都留文科大学, 文学部, 准教授 (60612322)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | リフレクション / 哲学対話 / 論争問題 / ワークショップ / 教師教育 / プログラム開発 |
研究成果の概要 |
第一に、コルトハーヘンのリフレクション論に基づく、演劇の手法をも取り入れた教員養成課程向けのプログラム開発を行い、コロナ禍には同プログラムのオンライン化も実施した。第二に、哲学対話に関する海外視察やヒアリング調査を行い、その手法を取り入れたワークショップの開発を行った。例えば、映画 "Behind the Curve"を視聴し哲学対話を行なった上で、「真理とは何か」を映画監督のダニエル・クラーク氏と議論するハイブリッドのプログラム等を開発・実施した。第三に、訳本としてネル・ノディングスらの『批判的思考と道徳性を育む教室』(学文社、2023 年)を出版。その内容をもとにした研修も開発・実施した。
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自由記述の分野 |
教育哲学、教育の倫理、教師教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した大まかに3種類に分けられるプログラム・ワークショップは、①自身の価値観の自覚と言語化を促すことで、自分とは異なるバックグラウンドや価値観を持つ人との対話を手助けする点、②「真実とは何か」「生/死とは何か」といった問いで普遍的な概念を改めて捉え直すことで、価値観の深い部分における他者との差異と共通性について対話することを促す点、③それぞれの人の価値観が社会的課題への立場の衝突にどのように関わっているのかに関する考察に繋がる点で、熟議を促す性質を持つものとなった。ノディングスらの『批判的思考と道徳性を育む教室』の出版と合わせて、熟議のための教育プログラムの具体例を示すことができた。
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