本研究では,教師が学び続けていく上で重要になる心理的特性の一つであるレジリエンスを教員養成段階に特化して育成するプログラムを開発することを目的とした。具体的には,学生のレジリエンスに与える心理的要因の検討,教員養成の学生や教師を対象としたレジリエンス育成プログラムのレビュー,プログラムの開発を行った。学習した知識や技能を日常場面に般化して応用していくためには,動画などの活用のみだけではなく,対面の講義形式の活用や,教育・課外活動などで多様な他者と共に課題解決を目指すような学修を積極的に取りいれることでより日常のレジリエンスを発揮することができるように向かわせることが重要であると考えられた。
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