保育所での子どもへの与薬(服薬の介助)に関して、3つのアンケート調査を実施した(対象者:保育園児の母親、保育施設、保育士と薬剤師)。与薬を担当していたのは保育士が多く、緊張や不安を感じていることが報告された。保育士は、保護者が与薬のルールを守らなかったり、家庭ではケアせずに(ケアできずに)、保育所での与薬を依頼することがあると感じていた。与薬を依頼する母親における依頼頻度は、他の要因を考慮しても、母親の与薬に対する意識が関連していた。薬剤師が保育園児の保護者に、薬局で薬や与薬に関する正しい理解を促すなど、保育士の与薬の負担を支援できる可能性が示唆された。
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