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2021 年度 実施状況報告書

官学連携によるAIを用いた実践的サイバー防犯支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K14160
研究機関仁愛大学

研究代表者

安彦 智史  仁愛大学, 人間学部, 准教授 (90560475)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードマイクロブログ / 薬物 / 子ども学 / 機械学習 / Webシステム / 社会実装
研究実績の概要

サイバー防犯ボランティアで実利用できるWebシステムの改修を行い、ボランティアと共に試験運用を開始している。
サイバー防犯ボランティア支援システムの実運用に伴う変更として、IHC(インターネットホットラインセンター)に効率的に通報できるようにするためのインターフェースの改良、一覧表示を見やすくするための機能、ボランティアによる人手での選別結果を学習データとして出力するためのOutputの機能について実装を行った。システムの改良は2021年10月頃から開始し、2022年2月にかけて実施している。
また、本研究により社会実装を行ったシステムを用いて、マイクロブログ上での薬物に関するツイートを選別し、ボランティアと共に7000件の通報を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

サイバー防犯ボランティア支援システムについては概ね満足できるシステムの開発ができた。また、研究機関中に2万件以上の有害情報を蓄積することができ、サイバー犯罪を抑制するための基盤システムとして利用することができると期待できる。
本区分を「やや遅れている」とした理由は、前年度の進捗状況に記載した通り、新型コロナウイルスにより学会での発表や論文執筆などアウトプットに関する部分において遅延しているためである。

今後の研究の推進方策

ボランティアを主体とした仕組みは、社会での継続性の面で懸念が残る。本研究は社会実装を目的としているため、持続的にシステムを利活用できる方法を模索する必要がある。
現在、検討している方法として、研究者が所属している県以外の都道府県や一般社会法人等、様々なステークホルダーが本システムを利用できる環境を構築している。
2022年度に入り、マイクロブログ上の薬物ツイートの傾向についても変化がみられるため、動向を確認しつつ、持続的に運用できる仕組みを模索していく。

次年度使用額が生じた理由

本年度に執筆できなかった論文印刷費用、それに関連する諸費用について次年度での実施を予定している。そのため、本年度に計上していた使用額を次年度へ計上する。

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公開日: 2022-12-28  

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