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2022 年度 実績報告書

官学連携によるAIを用いた実践的サイバー防犯支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K14160
研究機関仁愛大学

研究代表者

安彦 智史  仁愛大学, 人間学部, 准教授 (90560475)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード子ども学 / マイクロブログ / テキストマイニング / 機械学習 / 警察 / IHC / 社会実装 / 隠語
研究実績の概要

近年、スマートフォン(以後:スマホ)を利用したマイクロブログでの被害が増加傾向にある。警察庁が発表した「平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」によると、Twitterに起因する被害児童数は、平成28年中期だと446人に対し、平成29年中期になると695人と約1.5倍に増加しており、ひま部も同様に77人から181人と被害児童数が増加しており早急な対策が求められている。
本研究では、平成30年に明らかにした犯罪ごとの分類データを学習データとし、機械学習(AI)による自動判定を試みた。そして、青少年が安心安全に利用することができるサイバー空間正常化への寄与を目指し、サイバー防犯パトロールシステムを構築した。
システムに用いた学習データについては、薬物関連の情報を中心に1万件以上のデータを新たに収集して作成した。そして、Ramdom Forests,SVM,Naive Bayes Classifierの三つの手法を比較した結果から、最も精度が高かったRamdom Forestsを採用した。構築したサイバー防犯パトロールシステムについては、福井県警察本部より委嘱を受けたサイバー防犯ボランティアの活動として実運用を行い、インターネットホットラインセンターへの有害情報の通報を行っている。本研究分野の特色として、研究システムを開発し、検証・考察すれば終わるわけでは無く、その後の社会実装がもっとも重要な課題となる。本研究では、現在も連携してサイバー防犯に取り組んでいる各種関連機関と協議しながら、実践的なフィードバックを得ながら進めることができたと考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] サイバー防犯パトロールシステムの開発とマイクロブログ上の薬物売買動向について2023

    • 著者名/発表者名
      安彦智史
    • 雑誌名

      警察学論集 / 警察大学校 編

      巻: 76 ページ: 79-102

    • 査読あり
  • [雑誌論文] SDGs達成に向けた地域連携教育の実践 ―産官学で創るFUKUI SDGs AWARDS ―2022

    • 著者名/発表者名
      織田暁子、安彦智史
    • 雑誌名

      仁愛大学研究紀要 人間学部篇

      巻: 21 ページ: 23-34

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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