研究課題/領域番号 |
19K14163
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研究機関 | 神戸常盤大学 |
研究代表者 |
三浦 真希子 神戸常盤大学, 保健科学部, 助教 (00610320)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | オムツ / 感染対策 |
研究実績の概要 |
現在、保育施設における使用済みオムツの処理方法については明確な規定はない。利用者から処理代を徴収して処分している施設、家庭に持ち帰る決まりとなっている施設など、現場の対応は様々である。中でも家庭に持ち帰る決まりとなっている場合、多くの人の手を介して処分されるため、病原微生物による感染拡大のリスクが高まることが予測される。また、保育者(保育士や利用者)にとって衛生面、精神面、効率面で負担になる可能性が高い。本研究では、使用済みオムツを持ち帰りにすることによる施設環境の汚染状況を調査し、感染症拡大防止につながるオムツ処理の方法を検討することを目的とした。 2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、保育施設への訪問が困難であったことから、研究を遂行することができなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響で、保育施設への訪問自体が困難であったことから、オムツ交換時の環境汚染調査などが不可能になった。当初予定していた研究活動が遂行できなかったため、進捗状況は遅れていると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症のため先行きを見通すことが困難な上、保育施設の状況や都合を考慮せなばならず、非常に厳しい状況である。今後は研究計画を変更し、新型コロナウイルス感染症前後で、オムツ処理方法の変更の有無、マニュアルの見直しの有無についてアンケート調査を行う予定である。また、協力が得られる施設があれば、保育施設を訪問し、オムツ処理手順の調査及び、微生物による環境汚染調査を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響で、保育施設での調査が不可能であったため。今後はアンケート調査及び、作業環境の微生物による汚染調査を行う予定である。
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