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2023 年度 研究成果報告書

インクルーシブ保育に「前向きな態度」の形成条件に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K14194
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関近畿大学九州短期大学

研究代表者

垂見 直樹  近畿大学九州短期大学, 保育科, 教授 (10581473)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードインクルーシブ保育 / 事例研究
研究成果の概要

海外ジャーナルにおけるインクルーシブ保育に関連する文献をレビューした。障害児のみを対象とした日本の研究と異なり、文化的・言語的マイノリティなど多様な対象を含んでおり、日本における障害児保育への傾斜との差異を見出した。
また調査研究においては、インクルーシブ保育に「前向きな条件」について、組織文化など組織全体を射程に収めることの有効性を見出した。また、子ども像を不断に刷新する「まなざしの可塑性」が保育実践を再構成する契機となり、インクルーシブ保育が、定型発達児向けの実践を温存するような見かけ上のインクルーシブ保育を解体する批判的契機となることを見出した。

自由記述の分野

教育学、保育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、インクルーシブ保育に「前向きな態度」の条件が組織的条件に左右されるという仮説を質的な調査研究から見出したことである。具体的には、子どもの主体的な活動とインクルーシブ保育実践との親和性の高さに着眼する視点を導出した。また、インクルーシブ保育研究の今後の課題を文献研究から抽出することで、後続研究に寄与し得る成果を得た。

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公開日: 2025-01-30  

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