本研究の目的である「学習者の能動的な生命概念構築を支援する動物園・水族館における持続可能性に向けた教育プログラムのデザイン」構築の成果をまとめ、学会での発表、論文掲載、報告書の作成、成果報告オンラインシンポジウムなどの方法で報告した。 動物園との実践研究では、前年度の9施設との共同研究に加えて、大牟田市動物園におけるオンライン教室プログラムのデザイン構築もおこなった。 科研費報告書ならびに、オンラインシンポジウムで報告した実践研究(プログラムと動物園名)は以下のとおりである。「かんさつ名人になろう(野毛山動物園)」「テンジクネズミがしあわせに長生きするには?(天王寺動物園)」「動物のしあわせとは?(豊橋総合動植物公園)」「サマースクール 本当の動物を知ろう(豊橋総合動植物公園)」「動物の魅力を発見し未来に繋ぐ(アドベンチャーワールド)」「夏休み動物のからだ探検隊(神戸市立王子動物園)」「学校対応動物教室 動物の骨格(京都市動物園)」「名古屋メダカ里親プロジェクト(名古屋市東山動植物園」「ツキノワグマってどんなクマ?(盛岡市動物公園ZOOMO)」「あなたとチンプのものがたり(横浜市立よこはま動物園)」「ズーラシアスクール(横浜市立よこはま動物園)」「ゆたかさってどんなこと?(大牟田市動物園)」である。オンラインシンポジウムは3回にわたり実施し、各回90名を超える申し込みがあった。録画した動画を、申込者や共催者の日本動物園水族館教育研究会会員に配信した。動画URL(一部):https://youtu.be/3gcE49GagRs さらに持続可能性に関わらせて、国内の動物園・水族館におけるSDGsに関わる取り組みについて、質問紙とインタビュー調査を実施した。その中間報告を、世界動物園水族館協会の国際大会で発表した。
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