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2023 年度 研究成果報告書

開発途上国における教師の評価力に焦点を当てた数学科授業改善に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K14225
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関北海道教育大学

研究代表者

石井 洋  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50734034)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード教師の評価力 / 授業改善 / 途上国教師
研究成果の概要

本研究は、JICA研修に参加したアフリカ数学教師の実践的知識(PPK)の形成過程と、生徒の学習状況を反省的に捉えることによる授業改善の枠組みを考察し、PPKが複雑に混ざり合い相互作用の中で不規則に生起することを明らかにした。
また、学習評価の限界を指摘し、新たな評価手法の必要性を示した。共同研究では、インドネシアやフィリピン、フィジーなどの留学生と共に算数教育の改善を図り、日本の教育方法論が他国にも有効であることを示した。特に、問題解決型アプローチやパフォーマンス評価の重要性を強調した。

自由記述の分野

教科教育学、算数・数学教育、国際教育協力

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、異なる国の教員との共同研究を通じて数学教育に関する知識や実践を発展させ、教育の質を向上させたことである。一つ目の研究では、開発途上国の教員や学生を対象に、問題解決型授業の実践的知識(PPK)の形成プロセスを調査し、評価力の低い教師が適切な授業を行う障害を明らかにした。二つ目の研究では、学習評価の基礎的な研究として、ペーパーテストの可能性と限界を考察した。これらの研究成果は、教師の評価力向上や授業改善のための新たな評価手法の必要性を示唆し、留学生との共同研究を通じて、日本の算数教育や学習観に異なる視点からアプローチすることができた。

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公開日: 2025-01-30  

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