研究課題/領域番号 |
19K14227
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
吉崎 聡子 弘前大学, 教育学部, 助教 (00361006)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 特別活動 / 学級活動 / 自己決定理論 / 基本的心理欲求 |
研究成果の概要 |
本研究は,小中学校の特別活動について,自己決定理論における基本的心理欲求充足に関する理論に基づき,「個人」と「集団」の相互作用を検討し,特別活動における人間関係形成の取り組み例の提案を目的として実施した。重回帰分析の結果より,ポジティブな学級風土が個人の基本的心理欲求充足に概ね良い影響を与えることが示唆された。一方学級内の不和のようなネガティブな学級風土は個人の基本的心理欲求充足を阻害する要因となる可能性も示された。
|
自由記述の分野 |
教育心理学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は,小中学校の特別活動の学級活動をDeci&Ryanの自己決定理論に基づいて検証したことである。学級活動場面における,学級「集団」と児童生徒「個人」の相互作用の検証にはConnell & Wellborn(1991)による,基本的心理欲求の充足に関わる,文脈と個人と行為と結果についてのシンプルモデルが,学習分野以外にも適用可能であることを示した。このことによって特別活動における学級活動について新たな分析枠組みを示すことができたといえよう。
|