研究成果の概要 |
児童の鑑賞を新しい創造につなぐ教育の重要性が指摘されてきた。本研究で児童が鑑賞から触発を体験するための方法を検討し、それを教育現場で実践した。具体的には、ウェブ調査の中で児童が大人よりも同年代の作品、あるいは、抽象的な作品に触発されやすいことを明らかにした。さらに、児童の触発を促すオンラインワークショップを考案し、その効果を示した(石黒・夏川・岡田, 2022)。児童から大人を対象にして鑑賞から表現を触発するワークショップ群をまとめた書籍も出版し(石黒・横地・岡田, 2023)、美術・音楽教育の効果を検証する縦断研究にも取り組んだ(Ishiguro et al., 2023)。
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