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2023 年度 研究成果報告書

児童の創造的表現を促す鑑賞教育プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K14246
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関聖心女子大学 (2023)
金沢工業大学 (2019-2022)

研究代表者

石黒 千晶  聖心女子大学, 現代教養学部, 講師 (00814336)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード鑑賞 / 創造性 / 触発 / 表現 / 美術教育 / 創造性教育
研究成果の概要

児童の鑑賞を新しい創造につなぐ教育の重要性が指摘されてきた。本研究で児童が鑑賞から触発を体験するための方法を検討し、それを教育現場で実践した。具体的には、ウェブ調査の中で児童が大人よりも同年代の作品、あるいは、抽象的な作品に触発されやすいことを明らかにした。さらに、児童の触発を促すオンラインワークショップを考案し、その効果を示した(石黒・夏川・岡田, 2022)。児童から大人を対象にして鑑賞から表現を触発するワークショップ群をまとめた書籍も出版し(石黒・横地・岡田, 2023)、美術・音楽教育の効果を検証する縦断研究にも取り組んだ(Ishiguro et al., 2023)。

自由記述の分野

教育心理学、認知科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は美術教育における鑑賞と表現の接続を実現するため、児童を対象とした教育プログラムを開発することを目的としていた。児童の鑑賞による触発を促す教材や鑑賞方法の特徴を明らかにした。こうした知見は鑑賞と表現の繋がりを理解する上で学術的にも意義深い。
こうした鑑賞と表現教育プログラム事例を書籍にまとめることで、学校だけでなく美術館などの社会教育の場で実践できる教育の手法を提案することができた。また、そうした教育プログラムのデザインや評価のための視座も書籍にまとめた。本実践は美術などのアート教育を通じて創造的な学びを発展させるための具体的な教育方法を提案した点で社会的にも意義深い。

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公開日: 2025-01-30  

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