本研究課題では、非伝統的留学プログラムの開発・実施には、「大学的」、「人的」、「学生(受益者)的」、「地政的」要因・動機が存在し、それらが「開発・実施の促進」と「目的・内容の決定」の意味を持ちながら、お互い有機的に影響し合っていることがわかった。そして、そして、留学プログラムによって、これら要因・動機の影響力、及び影響の仕方は異なっていた。教職員は、所属大学の特徴、及び学生の性質・需要に合致するプログラム開発・実施を検討しながらも、教職員の個人的立場から利点が生じる意味づけをし、その実現行動の一つとしてプログラム開発・実施に携わっていることがわかった。
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